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ピルを使用禁止した方がいい場合とは?喫煙者や高齢者は特に注意

ピルは確実な避妊を目的に服用するほか、更年期の女性ホルモンの分泌量の低下を補う趣旨で服用する場合もあります。上手に活用することで、避妊だけでなく更年期障害に伴う症状の緩和などの効果も期待できます。しかしどのようなコンディションの方でも服用することで、ピルの恩恵を享受できるわけではなく、むしろリスクを高める可能性もあるのです。そこでピルの服用を避けるべき方の特徴について検討してみましょう。

まず、使用禁止されるべき要因として重要なのは、喫煙者です。喫煙者の方がピルの服用を開始すると血栓症の発症リスクを高めるからです。喫煙習慣のある方は喫煙時することで全身の血管が収縮し、動脈硬化が進行します。人体では生命活動の結果、活性酸素が生成されます。活性酸素は適量ならば目根木機能を維持するために大きな意味をもっていますが、大量に発生すると体内の細胞を酸化させる作用を発揮します。喫煙すると血管が収縮し高血圧になり、タバコの成分を分解するために活性酸素が大量に生成されて全身の血管がダメージを被ります。その結果、全身の血管の柔軟性が喪失し血管の内壁に粥上の物質が付着して血流が通りにくくなっていくのが動脈硬化です。

ピルを服用すると血液の塊(血栓)ができやすくなっていますが、動脈硬化を抱えているとわずかな血栓でも血管が詰まるなどの事態が頻発し心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。喫煙者は高血圧と動脈硬化、血栓症の高リスク要因を抱えているのでピルの使用禁止対象とされているのです。そのため喫煙者は禁煙することが前提とされています。

使用禁止とはされていませんが、健康所のリスクを警戒するべきとされているのが、高齢者や肥満傾向が見られる方です。健康なコンディションの方でも年齢を重ねて高齢者になるにつれ、血圧は高唸り高血圧患者は増加していきます。高血圧は脳卒中や心筋梗塞を初めとして各種の生活習慣病に罹患するリスクがたかくなっています。ピルには血栓を作りやすくする傾向があるので、生活習慣病のリスクを上昇させます。そして年齢如何に関係なく肥満傾向があるかたも要注意です。内臓肥満が多くなると、脂肪組織自体からホルモン様の物質が分泌されて高血圧や糖尿病などに罹患する方向に作用します。このような傾向は肥満の程度がひどくなるのに比例して、強まることになります。したがって高齢者や肥満傾向があるひとは、仮にピルを服用する場合であっても、血圧や血糖値管理・体重コントロールなどに取り組み、血栓症などのリスクを低減させるように努力することが求められます。

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