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アフターピルを服用するタイミングは性交渉からどれくらいまで?

笑っている女性

日本で現時点で主流の避妊法であるコンドームは、確かに優れた避妊効果を発揮しますが、物理的に精子が子宮内に移行するのを遮断することを目的にした仕様であるだけに失敗のリスクも存在しています。比較的良く遭遇する失敗例は、性行為の途中でコンドームがずれてしまったり、破損していることが事後的に発覚してしまうというものです。コンドームがずれてしまえば、精子が子宮内部に移行し卵子と受精する可能性は飛躍的に高まります。理論的には射精にいたらなくても、コンドームがずれたり破損している場合には、妊娠の可能性は否定できません。もはや避妊に失敗してしまうと、もはや対策は無いのかと言えばそういうことではなく、アフターピルで妊娠を回避できる可能性があります。

アフターピルは緊急避妊薬と訳されることからも窺うことができるように、避妊に失敗した場合に事後的に避妊効果を発揮するという薬です。アフターピルには従来から実施されてきたヤッペ法と、LNG法という選択肢があります。ヤッペ法とは中容量のピルを2回服用する方法ですが、副作用が強く出る傾向があるので、現在の主流はLNG法になります。LNG法とは有効成分ノボノルゲストルを含む錠剤を一回服用する方法で、ノルノボ錠と言う名前で知られている緊急避妊薬です。

ノルノボ錠を服用するタイミングは問題となっている性行為がされてから72時間以内が効率的に妊娠を回避することができるとされていますが、服用するタイミングは早ければ早いほど避妊効果が高いとされています。24時間以内では95%以上ですが、その後は時間経過にしたがって成功率は低下し、72時間経過後では概ね60%程度になってしまいます。しかしながら72時間を経過しても避妊効果が0になるわけではなく、120時間経過後においても避妊効果が臨床試験で示されているので、72時間をこえてもアフターピルを試みる価値はあると言えそうです。

アフターピルの服用のタイミングは時間的な側面だけでなく、体調面でも留意するべきポイントがあります。アフターピルそのものに悪心や嘔吐・吐き気などの副作用があり得ますが、飲酒などのタイミングでは副作用が増悪し、嘔吐で体外に排出されてしまう可能性があります。そのため飲酒時のアフターピルの服用は控えるのが賢明です。そして出産後には授乳中にアフターピルの成分が乳幼児の体内に移行する可能性が高いので、使用は控えるべきとされています。緊急でやむなく服用するときも、母乳中に成分が移行することを防止するため24時間以上の間隔をあけることが必要です。

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